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◇ 「日本国民、もはやマスコミの"靖国反対論"に踊らされるほど甘くない」(東海新報,10月21付コラム)


小泉首相靖国神社を参拝してから昨日で三日。国論を二分する論争となり、国内は騒然?となるはずだった。少なくともメディアの論調では。だが、靖国報道は潮が引くように減っていき、事あれかしと願っていた向きには肩すかしを食った思いだろう
▼なるほど、中国は町村外相の訪問を拒否、韓国も同様の外交措置をにおわせている。だが、コブシを振り上げた手前、そのぐらいせぬと、国としての沽券にかかわる。まさに想定内の対応である。だが、こんな事で友好関係が崩れるほど日本と中韓のつながりは浅くはない。かりに国交断絶といった事態になれば、困るのはどちらか
▼国と国とのつきあいはこうした視点で捉えなければならない。繰り返すが首相の靖国参拝はすぐれて国内問題であり、外国からとやかく言われる筋合いのものではない。参拝前の世論調査では賛成より反対が上回っていたが、参拝直後は逆転した。二分に変わりはないが、それは対中韓関係の冷却をおそれてのことであり、そのおそれを煽ってきたのがほかならぬメディアだ
▼それほど参拝が問題なのならもっと連日書き立てればよい。が、昨日の朝日新聞投書欄では参拝を是とする声がトップで採り上げられていた。世論のバランスを考慮してのことだろうが、もはや旧態依然とした反対論に与するほど世間は甘くない。その辺の微妙な変化を新聞も気づき始めた
▼小泉後継首相が参拝を続けるかどうかは予断できないが、来年から中韓の干渉はぐっとトーンダウンするはずである。もはやこの問題は切り札にならぬと判断すれば、ババを引く愚をおかさないからである
▼まさに大山鳴動して鼠一匹。その鼠まで追い払ったとしたら小泉首相の功績は大である。

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( ´∀`)「地方紙でよくここまで。よく頑張った。感動した。((c)koizumi)」