ムスリムから一言「お前ら特アはそろそろ難癖つけるのやめなさい」


Debating a non-issue「問題とするに値しない事柄についての論争 」(ハレージ・タイムズ(英語/アラブ首長国連邦))


■問題とするに値しない事柄についての論争


 日本の小泉純一郎首相が、またも近隣諸国の怒りを買うこととなった。先の選挙で大勝した小泉首相が、議論の的となっている第二次大戦戦没者記念施設を再び訪問したのだ。


 小泉首相は、靖国参拝を公然と行なう姿勢を示すことで、自らの政治信念を貫くというメッセージを伝えようとしたものと思われる。予想されたとおり日本の近隣諸国、殊に中国は、2001年以来5度目となる小泉首相の参拝に怒りの反応を見せた。中国政府は今月中に予定されていた日本の町村外相の訪中をキャンセルし、韓国も抗議の声明を出した。


 近隣諸国の強い感情は、日本の過去の行為が呼び起こしているものであるが、戦後60年もたった今日においてなお問題とされているというのは理解しがたいことである。


 我々は第二次大戦の戦犯に対して、その国籍がどこであれ、同情を寄せるものではない。しかしながら、かくも長い時間を経てなお過去の戦禍にこだわり続けるというのは、いったい何なのであろうか。このように危険なまでに過去にとらわれることは、より多くの憎悪・敵意・悪感情を互いの国民同士の間に生み出すばかりで、何の益にもならない。国民同士であれ個人同士であれ、どれほど憎むべき敵であったにしても、いつかは許し忘れることが必要なのである。


 アジアはこの点について、ヨーロッパからいくばくかの教訓を得ることができる。ヨーロッパは世界史上最悪の2つの大戦を経験した。しかしヨーロッパは、より大きな利益のために、過去にとらわれないことを決意した。ドイツ・イギリス・フランス・ロシアなどヨーロッパ各国は、かつて互いに多くの戦火を交えたが、今日では緊密な友邦・良き隣国となって各分野で互いに協力しあい、互いの経験から利益を得ている。


 ヨーロッパにできたのであれば、アジアにできないことがあろうか。日本と中国との間には既に経済的・社会的結びつきが存在している。韓国・北朝鮮との間も同様である。中国や他のアジア新興国は、世界の他の地域と同様、日本のテクノロジーから多大の恩恵を受けている。そしてまた日本は中国にとって、最大の貿易相手国であると同時に最大の援助国でもある。日本は過去に過ちを犯したかもしれないが、これについて日本は何度も謝罪しているのだ。それに日本は、世界の経済と進歩に多大の貢献をしてきている国でもある。


したがって、中国を初めとする日本の近隣諸国は、時折の戦争記念施設訪問のような小さな癪にさわる出来事は無視するがよい 小泉首相ほどの老練な政治家であれば、自らの靖国参拝を正当化する理由を持っているかもしれない。小泉首相のメッセージは、外野席ではなく自国民に向けたものだ。結局、問題とするに値しない事柄は問題としないことが、皆にとっての利益なのである。

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( ´∀`)「普通の正論だが,なぜ立派な言論に見えるのだろう。でも,『戦争記念施設(a war memorial)』って,...。小泉首相遊就館を訪れたなら分かるが,やはりイスラム教徒には理解できませんかね。」