2005年度衆議院総選挙〜その2【海外の反応】+新語【特定アジア】




(1)欧米諸国

  • 英国

ブレア英首相が小泉首相に祝意(朝日新聞)

英国のブレア首相は12日夕、小泉首相に電話し、今回の総選挙の結果について「小泉首相の大勝利を喜んでいる。今後も引き続き協力し、国際社会の直面する諸課題に取り組んでいきたい」と祝意を述べた。


  • オーストラリア

ハワード豪首相が小泉首相に祝意(朝日新聞)

オーストラリアのハワード首相も同日午前の電話で「今回の勝利は個人的にも喜んでいる。勝利の大きさにも感銘を受けた。日本だけでなくアジア太平洋地域や世界にとっても良いことだ」と語った。



( ´∀`)「政府首脳部の反応だからこんなもんだろう。」

(2)特定アジア以外のアジア各国の反応


  • タイ

小泉首相続投を歓迎=日本と経済関係強めるタイ【05衆院選】

バンコク12日時事】日本と自由貿易協定(FTA)締結で基本合意するなど経済分野の結び付きを深めるタイは、「東南アジア諸国連合ASEAN)を重視している小泉政権の継続が決まった」とし、小泉首相の続投をおおむね歓迎している。
 チュラロンコン大経済学部のソンポプ講師は「小泉首相は中国と並んでASEANを重視し、その中ではタイを重視している。(選挙結果は)タイにとってはプラスになる」と述べた。 
 また、同大政治学部のパニタン教授は「日タイ関係に大きな変化はないだろう。政治面では、日本は米国との関係を一層強化するだろうが、タイは中国寄りになっている。タイは今後、この3カ国とバランスを取っていく必要がある」と指摘した。(了)



タイタクシン首相,祝福のメッセージを小泉首相に送る(朝日)

 タイのタクシン首相は12日、小泉純一郎首相に対し、「総選挙での 決定的勝利は、改革を進める傑出した指導力の証明だ」とする祝福の メッセージを送った。また、今後の両国関係について、先月基本合意した 両国の自由貿易協定(FTA)を核とした経済連携協定を通じ「より強い
弾みがつくだろう」と期待を表明した。


郵政民営化に信頼性=インドネシア有力紙‐衆院選(時事通信)

ジャカルタ12日時事】インドネシア主要紙コンパスは12日付の社説で、自民党が圧勝した衆院選について「小泉純一郎首相の郵政民営化政策が、清潔で信頼性があると有権者にみなされたことだ」と指摘した。また、同日付の英字紙ジャカルタ・ポストは1面トップで「改革論議小泉首相が勝利」と報じた。(了)


  • フィリピン

日本の総選挙結果を「小泉首相が地滑り的勝利」とトップニュース扱いで速報(朝日)

 フィリピンの各メディアは12日、日本の総選挙結果を「小泉首相が地滑り的勝利」とトップニュース扱いで速報した。
 地元民放局のABS−CBNはホームページの国際ニュース欄に「中国と韓国は(選挙結果を)それほど歓迎しないだろう。小泉首相の就任以来、日本のナショナリズムの高揚で中韓両国との関係が冷却化してきたからだ」との分析記事を掲載。日本から長年、経済支援を受ける一方、近年は中国との関係を強化し、韓国からの観光客が激増しているフィリピンの国際的立場から、今後の日中韓3カ国関係への懸念をのぞかせた。


  • 台湾

郵政は正論 台湾紙(時事通信)

台北=河崎真澄】十二日付の台湾有力各紙は衆院選の結果を一面トップで報じるなど強い関心を示している。聯合報は「小泉(純一郎首相の)圧倒的勝利」との見出しで、郵政改革法案が民意を得て「正論」になったと伝えた。また中国時報は「大がかりな政治のカケに勝った」と自民単独過半数を評した。
 また台湾の駐日代表である許世楷氏は、中央通信に対し、自民党の大勝が日台関係の安定と発展をもたらすと述べ、選挙結果を歓迎した。許氏は、小泉政権が東アジアの安全保障の日米共通戦略目標として台湾海峡の安定を明文化した点などをあげ、リーダーシップに期待感を示した。



呂慶竜報道官(朝日)台日友好路線継続を

 台湾の中央通信によると、衆院選自民党が圧勝したことについて、台湾外交部(外務省)の呂慶竜報道官は11日、「小泉首相は、派閥に頼らず、勇気を持って改革を進め、理念を持って実務を推し進めたことが国民の支持を得た」と分析した。
 呂報道官は選挙結果を受け「小泉内閣が台湾との友好関係を継続し、強めることを希望する」とコメントした。



( ´∀`)「おおむね歓迎のようですね。」

(3)特定アジア各国


  • 中国

中国紙「有権者が靖国参拝支持したわけではない」(日経)

中国人民日報系の環球時報は12日付で自民党の大勝を「有権者郵政民営化に賛同したためで,靖国神社参拝を支持したということを示すものではない」との論評を掲載した。英字紙チャイナデーリーは「イラクとの戦いを続ける米国や日本市場に参入を目指す投資家には朗報だろう」と指摘している。(中国総局)



右翼勢力強大化の証し 批判目立つ中国ネット(共同)

【北京11日共同】11日投開票の衆院選自民党が圧勝したことが伝えられると、中国の大手ニュースサイト「新浪網」では「日本で右翼勢力がますます強大になっていることを示した」などと、選挙結果を日本の民意の右傾化とみて批判する書き込みが増えた。
 中国では小泉純一郎首相の靖国神社参拝などに関心が集中しており、選挙結果は首相の外交政策への信任と受け止められている。「小泉首相が退陣するのがいいとは限らないし、権力の座に残っても悪いともいえない。冷静にみるべきだ」という客観的な意見もあったが、「過去も現在も日中友好などないし、将来もない」などといった感情的な書き込みが多数を占めた。


  • 韓国



日本の総選挙で自民党圧勝、政界からは右傾化に懸念の声(聯合ニュース)

【ソウル12日聯合】日本の総選挙で小泉純一郎首相率いる自民党が圧勝したことを受け、政界からは「日本社会の保守右傾化が確認された」とし、今後の韓日関係などへの影響を懸念する声が聞こえている。小泉首相の権力強化により、過去史わい曲、独島領有権の主張、靖国神社参拝など、両国間の摩擦を招いていた外交基調がそのまま維持される蓋然性が大きい上、公明党との連立政権により憲法改正に必要な議席数も確保されるため、平和憲法の改正問題が急浮上する可能性もあるとの判断だ。
 与党・開かれたウリ党の韓明淑(ハン・ミョンスク)議員は「小泉首相の独走が始まったとの懸念もあるが、その半面、余裕ある政策を展開するとの見方もある」と指摘、韓日関係がパートナー的関係として成熟し、北東アジアの平和に寄与する関係になることを願うと述べた。同党のペ基善(ペ・ギソン)事務総長は「自民党の勝利で右傾化の波がさらに強硬にならないか懸念があり、われわれとしては適切に対応すべきだ」と主張した。また、柳宣浩(ユ・ソンホ)議員は「日本の右傾化に追い風となったのは間違いないが、周辺国との対立を放置はしないだろう」とし、韓国が求めている過去史清算に逆行すると断定はできないとの見方を示した。
野党ハンナラ党の金武星(キム・ムソン)事務総長は「日本の保守右傾化が確認された。小泉首相の賢明な選択と、韓国政府の適切な対応が求められる」と話した。KBS東京特派員の経験を持つ田麗玉(チョン・ヨオク)報道官は「小泉首相が力を得たことで、神社参拝強行など対外的にも極右的な姿を現す可能性があり懸念している」と述べた。
 民主労働党の洪丞河(ホン・スンハ)報道官も論評を通じ「小泉首相が独島問題、靖国神社参拝などについて従来の姿勢を維持し、平和憲法改正を加速化するものと予想され、懸念される」と述べるなど、各党とも韓日間の外交摩擦の原因となっている独島問題や靖国神社問題の進展は期待できないとの見方でおおむね一致している




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( ´∀`)「報道ステーションを昨日ちょっと見ていたのですけど,アジア各国の反応で紹介されていたのは『中国・韓国だけ』だった。」

*1:イメージカルチャーはなぜか消される。時事・ニュースで投稿したのが残っていた。